ウォーブレ公式大会 Victorのレポート

ウォーブレ、最初にして最後の公式大会…名をVictor。

優勝賞金100万円ということもあってか、当時のツイッターを見ていた限りだと倍率もそれなりに高かったようで、フォロワーさんで落選されてしまった方も何人か見受けられるなど、大人気アプリに相応しい様相を呈していた。

私は運良く補欠枠で当選したので、ランクマやったり対戦してもらったりと、ほどほどに遊びながら当日を待ってた。

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当日

当時、自分がニコ生で配信してた時によく見に来てくれてた方も当選してたので、東京駅で待ち合わせして、一緒に会場に向かうことにした。

その方はお住まいが東京ではなかったので、必然的に東京暮らしの私のほうが会場までの道のりなどに詳しくなければいけないに決まっていたのだが、私の待ち合わせ場所の指定がカスすぎてうまく落ち合えなかったり(待ち合わせ場所の指定が東京駅だけなのは東京住み同士だとしても無理だろ)、その上素で逆方向の電車に案内して乗り込んでしまうなどの数多くのキチガイムーブをしてしまい、時間に間に合わなくなりかけてかなり申し訳なかった。

間に合わなかったら秋葉観光しましょう!みたいな感じで誤魔化してたけど、今思い出しても走らせてしまったりと本当に酷かった、改めて申し訳ないです。

 

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会場

良い感じに薄暗いところに明かりが映えて、ウォーブレのキャラの大きめのパネルが飾られてたり、受付のお姉さん達がゲーム内で登場する組織のお姉さんのコスプレだったりと色々としっかりしてて、テンションが上がったのを覚えてる。

ゲームの対戦系の公式の大会はポケモンしか行ったことがなかったのだが、そちらはキャパの大きい比較的殺風景なイベント会場といった感じだったので、ウォーブレの会場の雰囲気の良さは今でも結構印象に残ってる。

 

私は補欠枠だったので、当選した人が当日来なかったりしたら繰り上げになる形だったのだけど、なんかなぜかめちゃくちゃ欠席多くて余裕で参加できた記憶がある。

待ち時間暇だったのでツイッター見たりしてたのだけど、目の前に座ってた方がツイートしてて、明らかにそのツイートが自分のTLにリアルタイムで表示されてるみたいな、界隈の狭さを感じる出来事が起きたりしてた。

 

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一回戦

一回戦の組み合わせが発表されたりして席を移動。

3.2.1.アクセス!とかいう、この大会のためだけに考えられたのであろう初耳の掛け声に合わせて試合を始めることになったのだが、設備の問題か何なのか分からないけどめちゃくちゃ回線が悪くてかなりの人たちが全くスムーズに対戦できない上に、掛け声に対して「アクセスできねえよ…」とかいう直球すぎる嘆きまで聞こえてきてかなり面白かった。当然私もしばらくアクセスできなかった。

 

私のデッキはエモシグマだったのだけど、一回戦の対戦相手の方が私の名前を見て「エモシグマですよね?」と言ってうなだれておられて、再び界隈の狭さにたまげてしまいました。(配信でよくエモシグマを使ってた)。

なんとか試合が始まって、相手の方はコントロールマグナで確かに相性的にこちらが有利だからうなだれられるのもわかるなあと思いつつ、正直心の中でちょっとニンマリしてしまっていたのですけど、なんか普通に敗北してしまいましたね。
2回負けたら終わりなので、いきなり崖っぷちに立たされてしまう。

 

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二回戦

二回戦の対戦相手の方はEGユニオンで、初期のプロモカードの3/1/3で色違いが肌が褐色の女の子のカードが入ってて、そのカードになにかのコンボを決められて敗北しました。

あっけない…。

2連敗で大会終了は、当然ショックだった…。

 

一緒に会場まで行った方の様子を見に行くなどしてたら、ツイッターとかで知ってる方を発見してこちらから声をかけるみたいな、現実では到底やらなさそうなムーブをしたりして、お昼休憩の時間まで過ごしてた記憶がある。

お昼は少し歩いて有志の方々で何かを食べた記憶がある。

 

午後の部

お昼の後は、勝ち抜かれた方々の試合を観戦する側に回る感じになったのだが、始まる直前に、慟哭のジルクライハートのカードイラストとボイスと楽曲を手掛けてるハイパークリエイターとしてプレイヤーにはお馴染みの分島花音さんによる、ヴァイオリン生演奏ライブが始まる。

生の弦楽器の音はやはり迫力があって身体の芯に響いてとても良かったんですけど、それとは別の点で特に良いと思ったのが、パフォーマンスが終わった瞬間に会場が暗転して、間髪入れずに試合が始まり対戦開始の画面がモニターに映し出されたところ。

ウォーブレはマリガンの時に流れる曲がほぼ無音に近い静かなBGMで、それが激しいライブの終わった瞬間の雰囲気にマッチしていて、パフォーマンスの余韻を残す感じがとても良く、今でも思い出して鳥肌が立つぐらい良い演出でした。この瞬間は今でも何度も頭の中で思い出してしまいます。

 

午後の観戦中は席も自由で動き回れる感じだったのだけど、その時間は同時に、会場内で自分の推し国?推しナビゲーター?を決めて、他の参加者と対戦できるプチイベントが行われていたので、私はマグナのホワイトさん推しで参加していた。

参加賞?勝利賞?として、ウォーブレのGCのリアルプロモーションカードが貰えるので、それ目当てで3回ぐらい参加したけど確か1回も勝てなかった記憶がある。この日、ウォーブレというゲームで最も敗北してる人間は自分なんじゃないかと思うほどで、どんだけ勝てないんだよこのゲーム…というか、どんだけこのゲーム弱いんだよ……と思ってちょっと悲しくなってた。

リアルプロモーションカードはマグナのアラディアが欲しかったのだけど結局自力では手に入らずでした。しかし非常にありがたいことに、ものすごい勢いでカードを集めてる凄い方に譲って頂けました。改めてありがとうございました、とても嬉しかったし、今でも見える位置に飾ってます。

 

アラディアのリアルプロモーションカードといえば、すごい高そうな額縁かショーケースに入れて飾ってる画像が当時ツイッターで流れてきてたまげた記憶がありますが、私は裏返したクッキー缶のフタを自宅の小銭入れにしていてそこにアラディアを立たせて飾ってたので、当時その落差に一人で笑ってました。(金品の海に佇むアラディアを表現したかった)。今はもうちょっとマシな環境で飾ってます。

 

大会の方は決勝戦まで進んでいて、なんかツイッターやゲーム内で見たことあったりこっちが一方的に知り合った気になってる方も続々と現れ始めて、遠巻きに眺めたりちょっとお話ししたりするなどしてた。
結構人見知りをするタイプなので、本当に軽く話すだけで終わってしまった方も何人もいたのですか、月並みだけどせっかくこういう機会なんだから、ゲームの話をもっとすれば良かったなあと、大会が終わった後でかなり思いました。コントロールマグナを使ってる人とリアルで話すことのできるこれとない機会だったし…(大会にはエモシグマを持っていったけど、一番使ってたデッキはコントロールマグナでした)…。

今ウォーブレのことを人と話しても、終わったゲームの話を懐かしむ目線で話すだけに過ぎないんですよね。ウォーブレが生きてて賞金制公式大会まで行われてた時にウォーブレの話を他のプレイヤーとリアルタイムでする、というのはもう本当にあの時しかできなかったのだと思うと、あの瞬間は貴重な空間で貴重な時間が流れていたんだなと思わざるを得ません。月並みですけど。

 

確か18時ごろには決勝戦が行われてたと思うのだけど、次の日のことを考えて会場から離脱した。


3年経った今でも、情景を思い出しながらレポートを書くことができるぐらい、自分の中では思い出深いイベントだった。シンプルに楽しかった。ウォーブレ2やりたいですね…。